Xavier High School Directors Visit Japan
On April 3rd, 2014 a MoU was signed between APIC, Sophia University, and Xavier High School regarding the “Xavier High School Exchange Student Scholarship System”; the following August the then-Director Fr. Rich was transferred to the Republic of Palau, and Fr. Pecoraro filled in the position of Director. The goal of this trip was to confirm the direction of the program with the former and current Directors of Xavier High School in attendance. They were also able to discuss about the possibility of an exchange program between high schools.
Due to the cancellation of Fr. Pecoraro’s flight from Chuuk to Guam and subsequent detour through Hawaii, Director Pecoraro was unable to meet in time for the Fukuoka and Nagasaki visitation.
Below is an article (Japanese only) written by APIC intern Ms. Ayaka Otaka, a junior at Tsuda Juku University, about her time attending to Fr. Rich and Director Pecoraro while visiting Japan.
3月16日から21日にかけて、ザビエル高校の現代表理事Fr. Bob(ボブ神父)と、前代表理事Fr.Rich(リッチ神父)が来日しました。
両神父ともそれぞれ悪天候のためにフライトに変更があっての来日となりましたが、その分充実した時間を過ごしました。
3月16日、ボブ神父よりも一足先に来日したリッチ神父は、東京駅観光をした後、前回の来日の際に気に入った神田の店で楽しげに食事をしました。
翌日17日、リッチ神父は聖徳記念会館で絵画を通して日本の歴史を学び、その後明治神宮へ訪問して、日本特有の文化に触れました。
18日、リッチ神父は常務理事と共に福岡・長崎へ出発しました。ミクロネシア名誉総領事の、麻生前福岡県知事へ表敬訪問し、その後福岡にある上智福岡高校を訪問しました。上智福岡高校の増井理事長が夕食を催し、とても有意義な時間を過ごされました。
同日、ボブ神父はフライト変更によりホノルルから日本への便で日本に到着し、長い道程をかけての到着に、安堵の表情を浮かべていました。スペインやメキシコなど多くの国で神父様としての経験を積んだボブ神父ですが、来日は初めてということで、安堵と同時に喜びの表情も浮かべていました。
翌日19日、リッチ神父は長崎にて日本26聖人記念館、レンゾ・デ・ルカ神父と面会し、キリスト教にゆかりのある長崎の観光を楽しみました。一方、ボブ神父は明治神宮や浅草を訪問し、神社とお寺の違いを含めた日本文化にとても興味をもちました。その後祖師谷国際交流会館を訪問し、ザビエル高校第1期生の留学生であるメアリーさんの日常生活の様子を視察、同時にお世話になっている交流会館の方々へ感謝の言葉も述べました。ミクロネシアには電車も通ってなく、東京の満員電車はミクロネシアの学生にとっては大変なものです。生活スタイル違いから、メアリーさんも来日当初は、東京での生活に慣れるのに苦労したことがありました。そんなメアリーさんに、寮のチームリーダーが手紙とカップケーキをプレゼントしたというエピソードを、交流館の方から聞きました。ミクロネシアでは、食事をわけあうことが人間関係において大切な意味を持つために、メアリーさんにとってそのリーダーからのプレゼントはすごく励みになるものでした。ボブ神父は交流館のスタッフをはじめ、学生達の支えにも胸を打たれました。
20日の夜は、東京倶楽部において当協会佐藤嘉恭理事長による歓迎夕食会が開かれました。夕食会にはザビエル高校留学プログラムを支援してくださっている関係者の方々が集まりました。改めてボブ神父・リッチ神父の来日を歓迎すると共に、今後の益々の発展を、集った皆で確信できる、素晴らしいパーティーでした。
変容する国際情勢の中で「国際協力」というものの重要さが問われている今日、ODAや草の根で働きかけるNGO、また民間がCSRを掲げて努める中、こういった「人と人とのつながり」という大切な一面を強く実感することのできる会でした。ミクロネシアからやってくる学生の支援、教育の機会の提供、そしてさらに日本での生活のサポートというのは、小さいながらも国境を越えたつながりであり、そして日本人としてできる「協力」の一つであり、これもまた「国際協力」の一つなのだと実感しました。また、多くの人に支えられてこそ実現する、ザビエル高校からの留学生が、上智大学での学びを経ていずれまた同じように人の支えになれる、そんな風にこのプロジェクトが実りを膨らますことを祈っています。
インターン生
津田塾大学3年 大高彩果
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