第316回カントリー情報早朝講演会
講師:外務省 外務審議官 長嶺安政氏
演題:「本年のサミット並びに国際経済における日本の課題」
1. 日時:2015年7月16日(木)
午前8時30分~10時00分
2. 講師:長嶺安政氏
外務省 外務審議官
3. 演題:「本年のサミット並びに国際経済における日本の課題」
4. 場所:ホテルオークラ東京
5. 概要
講演では、長嶺審議官より、本年6月に開催された「エルマウ・サミット」の成果、及び国際経済における我が国の課題について、これからの国際情勢を展望する上で示唆に富む話があった。
APICでは、国際協力について大学生の理解を深めるため「APICインターン制度」を設けています。7月16日のAPICカントリー情報早朝講演会を傍聴して、次のような印象記を寄せました。
今回の長嶺安政外務審議官による講演では、先日ドイツで行われたG7のエルマウ・サミットの内容の解説があった。また、国際経済における日本の現状を述べた上でいくつかの課題の指摘があった。政治や経済、または国際関係というものの知識があまりない私にとって、本講演内容は少々難しい点もあったが、刺激的で興味深いものであった。
エルマウ・サミットでは主にテロ対策や開発問題に焦点を当てて議論されたと聞き、日本で生活していると全く実感がわかないことが世界では大問題になっているということに気づかされた。集団的自衛権や平和憲法の改正についての議論は日本国内でも活発に行われている。したがってテロ対策が世界的に大きな問題であることは肌で感じることはなくても、頭では理解はしていたつもりだ。しかし、開発問題に至っては、日本にいる私は、理解どころか意識すらしていなかったので、世界で大問題視されているということに非常に驚かされた。同時に、自分自身のアンテナの低さを実感した。
また、日本の経済外交を支えるために外務省が日本企業の海外展開を推進しているということを今回初めて知り、興味深く感じた。長嶺外務審議官の資料によると、現在日本の在外公館は日本製品や地方の魅力、および日本食や日本酒、農作物の輸出促進に取り組んでいるようだ。私は、日本のサービスなど目に見えないが質の高い“商品”の発信についても同様に促進がなされているのかどうか関心をもった。
インターン生
国際基督教大学3年 松尾彩花
(※このインターン生の印象記は、講師の意見やAPICの意見を反映したものではありません。)
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