第338回早朝国際情勢講演会
講師:前外務審議官(経済) 片上慶一 氏
演題:「G7/G20サミット」
1. 日時:2017年7月20日(木)
午前8時30分~10時00分
2. 講師:片上慶一 氏
前外務審議官(経済)
3. 演題:「G7/G20サミット」
4. 場所:ホテルオークラ東京
5. 概要
講演では、片上慶一氏より、G7およびG20を踏まえて日本外交に関する詳細なお話があった。
APICでは、国際協力について大学生の理解を深めるため「APICインターン制度」を設けています。7月20日のAPIC早朝国際情勢講演会を傍聴して、次のような印象記を寄せました。
2017年7月20日にホテルオークラにて、前外務審議官の片山慶一氏によるG20ハンブルク・サミットとG7タオルミーナ・サミットの概要と成果についての早朝講演会が行われた。講演会では、この2つのサミットがどのように進められたのかや、そこで話し合われた内容、サミットの雰囲気など詳しくお話していただいた。その中でも私が気になることについて話したいと思う。
特に印象に残ったのは、安全保障についてである。近頃北朝鮮による核実験やミサイル発射が続いており、隣国に住んでいる私たち日本人の中に北朝鮮問題について関心を持たない人はいないだろう。このような国際会議の場で各国がどのように北朝鮮問題について考えているのか気になった。
G20では安倍総理が北朝鮮の核・ミサイル開発が新たな段階の脅威になっており、国際社会で北朝鮮に対する圧力を強化すべきであるため、引き続きG20各国とも連携していきたいと述べた。またG7では北朝鮮問題を国際的課題の最優先事項であり、重大な性質を有する新たな段階の脅威との認識で一致し、G7として措置を強化する必要があることを確認した。さらに、拉致問題についても即時解決に向けた安倍総理の呼びかけに賛同が示されたようだ。
これまで日本は北朝鮮に対して貿易規制や出入国規制など様々な制裁をとってきており、度重なる警告を発してきた。それにも関わらず、北朝鮮は核・ミサイル開発を進め、挑発行動を繰り返してきた。また、約40年前から続く拉致問題解決に向けて努力してきたが、まだ解決できていない。これらの問題を解決へと導くために各国の協力は不可欠だ。今回のサミットで北朝鮮問題についての認識が一致し、措置強化の必要性を確認したことにより、何か大きな変化が起こることを願う。
インターン生
津田塾大学1年 川上 琳
(※このインターン生の印象記は、講師の意見やAPICの意見を反映したものではありません。)
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