第342回早朝国際情勢講演会
講師:外務省北米局参事官 船越 健裕 氏
演題:「トランプ米国大統領下の米国情勢と日米関係 -回顧と展望-」
1. 日時:2017年12月21日(木)
午前8時30分~10時00分
2. 講師:船越 健裕 氏
外務省北米局参事官
3. 演題:「トランプ米国大統領下の米国情勢と日米関係 -回顧と展望-」
4. 場所:ホテルオークラ東京
5. 概要
講演では、船越健裕氏より、トランプ米国大統領下における米国情勢や、日米関係に関する詳細なお話があった。
APICでは、国際協力に関心のある若い世代の育成のため、「APICグローバル人材育成プログラム」と題して、大学生に国際情勢講演会を傍聴する機会を提供しています。2017年12月21日の講演会を聞いた学生から、次のような印象記が寄せられました。
今回の講演では大変貴重なお話を聴くことが出来ました。恥ずかしながら、大学では国際政治を学んでいないため、知っている知識は少ないのですが、今回の講演で感じたことは、日米のボンドの強さと何事も綿密な計算のもとで政治が動いているという2点でした。
私たちの生活におけるアメリカの存在感は、少なからず大きいと思います。ですので、日米関係の政治の話を聞くことは珍しいことではありませんが、やはり、外交官の方から直接お話を聞くと、日本におけるアメリカの存在感の大きさ、日本がアメリカと共に様々な分野で協力を強化している姿勢を改めて感じました。特に、北朝鮮問題とインド太平洋地域の貿易・投資の促進に関して、日米は緊密に連携していくということで、ニュースで得る情報以上の事を知りました。
また、同じ講演を傍聴していた他の学生が感想で、「トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都であると宣言したことが、実は緻密な計算に基づくものだったということです。私はトランプ大統領は何をしでかすかわからない危ない人物、という印象を持っていましたが、実はかなりの策士ではないかと思わされました」と述べていましたが、私たちが偶然であろうと思っていたことでさえ、実は計算に基づいて行われていたことと知り、驚きました。トランプ大統領の言動だけではなく、トランプ大統領が来日した際に、何も起こらないうちに決めごとを決めようと日本が動いたこともそうです。外交は、各国のリーダーと交渉するだけでも大変だと思いますが、綿密に計画することで、どんなことが起こっても対応できるようにしているのではないかと感じました。
以上が感想になりますが、日米関係がより強化されることを知り、残りの大学生活の中で少しでもアメリカ政治や国際政治の授業を取ってみたいと思いました。また、このような講演会に積極的に参加し、様々な視点から世界の動きについて学びたいと思いました。
上智大学3年 木村 規顧
(※この学生による印象記は、講師の意見やAPICの意見を反映したものではありません。)
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